＜現在の仕事について教えてください＞

現在は、原材料や食料品を商材とする専門商社にて、メーカーから調達した食品を全国の小売店様（スーパーマーケット、コンビニエンスストア等）へ安定的かつ効率的に供給するためのロジスティクス機能の構築を専門とした部署で働いています。普段はあまり目に触れる機会はないと思いますが、災害発生時にはライフラインを担う重要な機能を持った仕事です。しかし、日本の人口減少に伴い、その食料インフラの重要な担い手である配送ドライバー不足や物流費の高騰等、様々な課題を抱える危機的な状況となっています。今後は一企業だけでは解決できないこれらの課題を、業界の垣根を超え行政、食品メーカー、商社を巻き込み、解決に寄与できるポジションで仕事をしたいと考えています。後々は、大学時代にお世話になった岩手県へも専門性を活かし何かの形で貢献できたらと考えています。

 

＜大学時代の思い出は？＞

大学院時代を含め作物学研究室で過ごした４年間の経験です。研究室のメンバー全員で田植えをするなど、岩手の季節を身近に感じ、研究に打ち込めるとても良い環境でした。

また、作物学研究室は、所属学生の自主性を尊重して頂ける研究室のため、在学中に海外での研究活動も経験することができました。留学生の受け入れにも積極的な研究室のため、新しいことにどんどんチャレンジしたい方にはその環境が充分に用意されている学科だと思います。

 

＜後輩に向けて一言お願いします＞

ぜひ本学科で多様な国籍の方、様々な世代の方との交流を広げ、ご自身の興味のあること、楽しい、面白いと思うことに失敗を恐れず挑戦していって頂ければと思います。

皆様がご入学、ご活躍されることを願っております。